明けましておめでとうございます. 2025

明けましておめでとうございます。2025年になりました。皆様にとって健康で素敵な一年になりますように!

今年の新年ご挨拶は沖縄からお送りしています。ご覧になっているこの写真は、那覇のホテルで撮れています。実は、去年も同じホテルで泊まっていました。そして、ここで、夫の日本語の力を借りて、アゼルバイジャンの作曲家ガラ・ガラーエフのピアノ作品集の解説を一生懸命書いていました。その解説は、「全音」楽譜出版社さんが出版してくださった楽譜に載せていただきました。

https://shop.zen-on.co.jp/item/detail/161181

昨年の8月に出版されたこの楽譜はこれからもっと広がっていくように頑張りたいと思います!2025年、いくつかのプロジェクトが行います。詳しいご案内はこれからですが、今年の2月9日は全音楽譜出版社とヤマハのご協力をいただいで横浜みなとみらいヤマハ店ガラーエフの楽譜の紹介とミニコンサートが行います。8月中に日本で初めてガラーエフの作品のCDを作る、そして9月は(日にちは確認中)カワイ仙台のコンサートサロンでガラーエフ音楽の紹介コンサートをやる予定です。

是非、音楽の世界を一緒に楽しみましょう!

芸術家たちの国際会議

2024年12月、イタリアのローマで行った、外国で活動している芸術家達の国際会議に私も参加させていただきました。会議には本当に素晴らしい方々が集まっていました!映画監督、画家、音楽家、俳優。。素敵な出会いで新しい関係がこれからもっと広がっていくと信じています。

ピアノコンクールの審査

2024年の終わりに、飛び入りイベントに参加させていただきました。国際ヨーロッパピアノコンクールの全国大会に審査員のお仕事でした。私は今までコンクールの審査は外国でも日本でもやったことがありますが、1日で60人を聴いて結論を出すような長い1日は久しぶりでした。これだけこの素晴らしいコンクールに人気があるだな、、と思いました。コンクールの代表者である福島学院大学と昭和音楽大学の講師ミハウ・ソブコヴィアク先生、そして神戸女学院大学講師伊藤順一先生と洗足学園音楽大学の講師財満和音先生と一緒に、四人審査員チームで頑張りました。
演奏の質を数字(点数)で決めること、非常に難しいと、私はいつも審査をする時に思います。演奏する人にはそれぞれ表現力や得意なところなどが違います。でも、やはり説得力のある演奏が心に残ります。今回も、私は説得力のある演奏を評価する審査をしました。残念ながら、参加者の全員に賞がもらえませんが、みなさん本当によく頑張りました!

動物の謝肉祭

フランスの作曲家、サン=サーンスの有名な作品「動物の謝肉祭」は様々な編成で演奏されていますが、曲のオリジナルはピアノ二台とフルート、クラリネット、弦楽五部です。私は日本の音楽仲間達と一緒にこの曲をこの編成で演奏できて、幸せです。

生徒さんのリサイタル

私の生徒の宮崎さんのリサイタルを聴きに行きました。彼は音大を卒業して、幅広く音楽活動しをている人です。ピアノは本当に上手です!初めて私のところにお試しレッスンを受けに来た時に彼の演奏を聴いて、素敵なピアノだと私は感じました。それでも、彼が私のレッスンを受け始めました。真面目に続けています。今回のリサイタルのプログラムはオールショパンでした。ショパンのソナタ二番、三番、即興曲二番。素晴らしい演奏でした。客席で聴いていた私、とても嬉しかったです。そして、宮崎さんのプロフィールに私の名前も入れていただいたことも、嬉しいです。宮崎さんを始め、素晴らしい若いピアニストさん達がクラシックピアノ音楽の将来を担う音楽家です。これからもっと、もっと広がって欲しいです。

ガラーエフ作曲「ピアノ作品集」

ピアノ先生方と生徒さん達、音楽を楽しくやっている方々からプロフェショナル音楽家まで、音楽がだ好きな皆様に新しい楽譜をご紹介いたします。

2024年8月15日、「全音」楽譜出版社がアゼルバイジャンの作曲家ガラ・ガラーエフのピアノ作品集を出版してくださいいました。ガラーエフは、20世紀の作曲家で、ショスタコーヴィチの弟子でした。アゼルバイジャン語の発音は「ガラーエフ」ですが、作曲家が活躍していた時代はソ連時代でしたので名前がよくロシア語で書かれていました。ロシア語で発音は「カラーエフ」となっています。今でも、両方を使っている方がいますが、ご紹介する楽譜には作曲家の名前は日本語でアゼルバイジャン語の発音で書いています。そして、出版社さんが楽譜の表のページに元のアゼルバイジャン語もそのまま載せてくださいました。ご親切に、ありがとうございます!

さて、ガラーエフのピアノ作品集の中には「子供のための六つの小品」、「中級程度の六つの小品」、「ソナチネ」、「ツァールソエ・セローの像」が入っています。子供も、大人もレパートリーに入れる作品です。曲の解説、そして指使いはサファロバ・グルナラがやらしていただきました。ガラーエフのピアノ音楽世界をこれから楽しみたい方のご参考になると嬉しいです!

楽譜は、日本の楽譜やさん、そしてネットでも販売されています。

それでは、世界の音楽をもっともっと楽しみましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=taBnXWClQUI

「標題音楽」コンサートについて

2024年6月。今年の6月は、私にとってとても重要な時でした。私の企画した「標題音楽」コンサートは6月8日に神奈川県民ホールで無事に終わりました。音楽家仲間達と一緒に素敵な形で仕仕上げました。実は、この演奏会にはいくつかの大きなポイントがありました。
a/ まずは、コンサートのプログラムには世界初演の作品が入っていました。これは、現代の作曲家ハディジャ・ゼイナロワの「くじゃくのうた」というピアノ組曲と「バッハとムガムの出会い」という弦楽器四重奏でした。
ピアノ組曲は、私の童話のテーマで作られた五つのピアノ曲です。6月8日コンサートで若いピアニストちゃんが弾きました。この演奏、そして私の絵本についてこちらをどうぞご覧ください。
https://musiqi-evi.com/

弦楽器四重奏のための「バッハとムガムの出会い」は音楽的にも難しかったですが、今まで誰もやってない曲だかた参考になれる音源もありませんでした。この状態で弦楽器の四人がイメージを作って一生懸命練習しました。正直言いますと、普段はショパン、ベートーヴェンのような音楽しか聴かない一般なお客様にゼイナロワの曲がつまらい音楽に聞こえると私は心配していました。しかし、コンサートが終わった後、お客様の声を聞いたら、「知らない曲も面白かった」「初めて聴いたけど、ゼイナロワの曲の不思議な雰囲気がなんとかく分かった」のような言葉、嬉しかったです!やはり、作曲家の才能に演奏家の才能が重なると絶対いい演奏になりますね!https://www.youtube.com/watch?v=dQmCGx1VHNc

b/ プログラムには、今回のコンサートのために特別アレンジされた曲もありました。これは、サン=サンスの「タランテラ」と、ガラーエフの「バレエ”七人の美女”よりアダージョ」でした。「タランテラ」リズムの特徴、そして「アダージョ」のオリエンタール風旋律は、それぞれ素敵でした。木管楽器のソリストさん、素晴らしかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=bTa3hrGo-zE
そして、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」という曲は作曲家の作った元の編成(ピアノ二台とアンサンブル)でお客様にお贈りしました。

https://www.youtube.com/watch?v=ivJ9lITcjwQ

素晴らしピアニスト奈良康佑さんと一緒に私は二台ピアノのためのバルトークのミクロコスモスより「七つの小品」も演奏しました。私の大好きなバルトーク!聴いていたみなさんは、「格好良かった」と言ってくれました。

c/ 2024年中に出版される予定、アゼルバイジャンの作曲家ガラ・ガラーエフのピアノ作品についてお話と音楽の紹介はアゼルバイジャンのピアニストと日本のピアニストの演奏でできました。アゼルバイジャン人の私が感じているガラーエフと日本のピアニストが感じているガラーエフが少し違う。でもその違いが面白い!と改めて思いました。https://www.youtube.com/watch?v=nFE5s_t5T28https://www.youtube.com/watch?v=taBnXWClQUI

d/ コンサートにナレーションも入りました。ナレーションが入る演奏会はよくありますが、今回はナレーションのスタイル、話し方、ナレーターの声の表現まで、コンサートの全体的な雰囲気にぴったり合って、とても自然な形でした。音楽とお話しのバランスがちょうど良い感じでまとまりました。

e/ 今回のコンサートのために、アゼルバイジャンからディアスポラ国家委員会の特別ゲストさんがいらっしゃいました。委員会の会長から、コンサートの主催者サファロバ・グルナラは「感謝状」で授けられました。実は、アゼルバイジャンの文化を日本で紹介するために「感謝状」をもらうことを私は当日、開演直前に知りました!素晴らしいプレゼントでした!私のやっている小さなことが国に認められたというのは、本当に嬉しいです。こちらこそ、感謝しています。そして、これからも頑張りたいと思います。

d/ 6月12日、私は国立国会図書館にお邪魔しました。收集,書誌調整 課長と会って、「全音」楽譜出版社で出版されたアゼルバイジャンの作曲家ガラ・ガラーエフの楽譜のご紹介しました。ドキドキしながら、行ってきました。一歩一歩、アゼルバイジャンの音楽は日本で披露されるように、これからも頑張ります。

本当は、今回のイベントについてもっとお話ししたいですが、言葉で表現できないこともあります。
2024年6月8日コンサートの出演者、関係者のみなさん、ゲストの方々、コンサートのプログラムのデザインから当日のお手伝いまで私の一緒に頑張った大好きな弟さん、そして聴きにきてくださったみなさん、本当にありがとうございました!準備は結構大変でしたが、無事におわりました。そして、心に良い思い出が残りました。
6月8日コンサートが終わりましたが、きっとこれから何かもっと大きな動きの始めではないかと私は信じています。

2024. 6月8日「標題音楽」コンサート

2024年6月8日、神奈川県民ホールの小ホールで「標題音楽」というコンサートが行います。サファロバ・グルナラの「音楽の家」が企画したコンサートです。プログラムには日本初演!、そして世界初演!の曲を本当に素晴らしい音楽家の演奏で楽しんでいただけます。

とても華やかなプログラムです!
・「くじゃくのうた」絵本の紹介と絵本のテーマで現代の作曲家による作られたピアノ組曲の初演になります。当日は、絵本の販売もあります。
・二台ピアノのための美しい作品を、ヨーロッパで学んだピアニスト二人の演奏で楽しんでいただけます。
・管弦楽アンサンブルの演奏で素敵な曲をお贈りします。

曲目は:

サン=サーンス タランテラ (フルート・クラリネットと管弦楽アンサンブル)
メトネル “おとぎ話”より3曲 (ピアノソロ)
ゼイナロワ “バッハとムガームの出会い”(弦楽四重奏)
バルトーク “ミクロコスモス”より7つの小品 (二台ピアノ)
ゼイナロワ “くじゃくのうた”ピアノ組曲 (ピアノソロ)
ガラーエフ バレエ“七人の美女”より“もっとも美しい美女” (二台ピアノ)
サン=サーンス “動物の謝肉 (二台ピアノと管弦楽アンサンブル)


皆様、チケットご予約をお早めに! (割引もありますので、お気軽にお問い合わせを~)