勲章

2025年、1月。アゼルバイジャン共和国大統領より、アゼルバイジャン文化の普及に貢献したとして勲章を授与されました。青銅で鋳造され金メッキが施されていて、とてもきれいです。大事にします。日本で私と一緒にアゼルバイジャンの音楽を紹介してくださる、応援してくださる方々、皆様に心より感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

感謝

私のリサイタルに来てくださったお客様からの感想いまだに頂いています。

下のメールは、大人の生徒からのメールです。(結構弾ける生徒です。) なんて暖かいお言葉!

このリサイタルのための練習が辛かったですが、やはりやって良かったと私は改めて思いました。

私はアゼルバイジャン国立音楽大学に育てて頂いたことを誇りに思います。自分の先生方に一生涯恩を忘れません。

練習は嘘をつかない

「練習はウソをつかない」というとてもいい言葉があります。その通り、よく練習をしている音楽家は、舞台で結果を出す確率も高いです。2025年5月30日行った、ピアノジョイントコンサートのために私もこの言葉を頭に入れて一生懸命練習しました。ただ、ここで言う練習は、単に一生懸命さや練習量のことだけではないでしょう。内容の濃い練習をすること、食事から睡眠まで毎日のスケジュールが大事だな、とあらためて分かりました。一生懸命練習することも、しっかり時間をかけて練習することも大切です。中身のある練習をすること。ここで実践できて初めて「練習はウソをつかない」という言葉が生きてくるのです。

今回のピアノジョイントコンサートは、素晴らしいピアニスト、奈良 康佑さんと一緒にできて嬉しいです。奈良さんと初めての共演からもう10年ぐらい立っても、毎回は本当に楽しいです。そして、毎回は私にとても大事な音楽的な経験になります。 

そして、聴きにきてくださったお客様もとても暖かくて素敵でした。演奏会が終わった後はいつも沢山のコメントが来ていますが、今回はコメントが特に多かったです。その中からいくつかをお伝えしたいと思います。

●『演奏会では奈良先生との連弾も、自分の人生の中で、あと何回聞けるのだろうと思ってしまいます。いつも楽しそうなお二人の姿が印象的で、連弾や二台ピアノの演奏をとても楽しみにしています。また機会がありましたら、是非演奏会を開いてください!ラフマニノフの小曲集について、サファロバ先生だったらどう弾くのだろう?と以前から思っていたので、今回聞くことが出来てとても嬉しかったです』●『最後の奈良康佑さんとの連弾は圧巻でした。曲自体が若く、生き生きとし、エネルギーに満ちており、しかも演奏者に極めて高いテクニックを要求するもの。演奏者にとってはきっと難曲の一つでしょうね。ヨーロッパの絵画学校で、生徒たちが最初に指導者から告げられるのは、「絵は見るものではなく、読むもの」、ということを聞いたことがあります。演奏会を聴いていて、ふと、「音楽も聴くものではなく、読むものなのかも」、との思いが頭に浮かびました。つまり、作曲者が自分自身を、演奏者が自分自身を、そして聴衆が自分自身を理解するための営みの一つなのかもしれませんね』●『素晴らしいコンサートでした。バッハのシャコンヌを聞いた時、昔のことを思い出しました。12年前、私の父が亡くなった時、~今こそ音楽を続けなさい ピアノを弾きなさい~とサファロバ先生から言われました。ありがとうございました。荘厳で壮大な宇宙の音楽を身体じゅうで感じました』。

楽器の魅力

私はドイツ・オーストリアで作られた楽器が好きです。音には暖かさがあります。私の一番最初の楽器もドイツの楽器レーニッシュでした。そして、私の先生のご自宅の楽器がベヒシュタインでした。あの音の美しさ、あの楽器の魅力は今でも覚えています。。。

先日、横浜でベーゼンドルファーが置いてあるお店に行ってきました。様々な時代に作られたベーゼンドルファーの音色を試すのはとても楽しかったです。元々ヨーロッパで誕生したものは、やはりヨーロッパ産の物が一番素晴らしい、魅力的だな、と改めて思いました。

お邪魔した店の方から素敵なクリアファイルのプレゼントも頂きました。

2025/5月30日ジョイントコンサート

 2025年5月30日、19:00~、横浜みなとみらいホールの小ホールで、ピアノジョイントコンサートをやります。出演者:サファロバ・グルナラと奈良康佑。ヨーロッパで学んだピアニスト二人の演奏でクラシックピアノ音楽の名曲をお贈りいたします。

バッハ (ブゾーニ編) シャコンヌ

モーツァルト 幻想曲 ハ短調 K. 475

モーツァルト ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K. 457

ブラームス »間奏曲» op117

ショパン ワルツ第5番変イ長調 Op. 42

ドビュッシー 前奏曲集2巻 より
第3曲 ヴィーノの門
第5曲 ヒースの茂る荒れ地
第12曲 花火

ガラーエフ ツァルスコエ・セロ像

ラフマニノフ ピアノ連弾のための
6つの小品 Op. 11より
第2曲 スケルツォ
第6曲 賛歌

「ベーゼンドルファー」ピアノの素敵な音色でクラシック音楽を楽しんでいただけたら嬉しいです。

チケット:

一般3500円(当日券4000円)

学生2500円

お問い合わせ:

こちらのホームページにメッセージ、お電話 080 5191 1971、メール piaknara@gmail.com

和輪WAコンサート、2025

毎年、大和YMCAライフサポートセンターが素敵な演奏会をやっています。これは、障害をもっているお客様を中心で考えている企画です。2025年3月15日はこの企画の86回目になります。100年続けるプロジェクトを目指して一生懸命やってくださる主催者の想い、本当に素晴らしいですね!そして、今年のコンサートで私も音楽仲間と一緒に演奏させていただきます。障害を持っている方々が優先ですが、一般のお客様ももちろん、聴きにいらっしゃる演奏会です。お客様はコンサートを楽しんでいただけるように、出演者の私達が素敵なプログラムを作りました。西ヨーロッパのクラシック音楽、オペラ曲の抜粋、日本の歌、そしてアゼルバイジャンの作曲家ガラ・ガラーエフとアミロフの作品などを演奏します。本番を頑張ります!

『アゼルバイジャン出身の作曲家ガラーエフ作品を知る』ピアノミニコンサート

今年の最初の演奏会です。2025年2月9日、横浜みなとみらいで新しくできたヤマハの素敵な会場で、ミニレクチャーとコンサートをやらせていただきます。主催者のヤマハと全音楽譜出版社に感謝しております。皆様をお待ちしています!詳しく、ヤマハミュージック横浜みなとみらいのホームページでご覧ください。

https://retailing.jp.yamaha.com/shop/yokohama-minatomirai/live-and-cafe/event/detail?id=6390&fbclid=IwY2xjawH4DoJleHRuA2FlbQIxMQABHYBa8i3mUHv5-376I7Zwua94a5oKkdkRyo_Y7xUGKS0EfIZ5ryzXts56Lw_aem_g1K3odR3OOr_CnmiDmgy6Q

明けましておめでとうございます. 2025

明けましておめでとうございます。2025年になりました。皆様にとって健康で素敵な一年になりますように!

今年の新年ご挨拶は沖縄からお送りしています。ご覧になっているこの写真は、那覇のホテルで撮れています。実は、去年も同じホテルで泊まっていました。そして、ここで、夫の日本語の力を借りて、アゼルバイジャンの作曲家ガラ・ガラーエフのピアノ作品集の解説を一生懸命書いていました。その解説は、「全音」楽譜出版社さんが出版してくださった楽譜に載せていただきました。

https://shop.zen-on.co.jp/item/detail/161181

昨年の8月に出版されたこの楽譜はこれからもっと広がっていくように頑張りたいと思います!2025年、いくつかのプロジェクトが行います。詳しいご案内はこれからですが、今年の2月9日は全音楽譜出版社とヤマハのご協力をいただいで横浜みなとみらいヤマハ店ガラーエフの楽譜の紹介とミニコンサートが行います。8月中に日本で初めてガラーエフの作品のCDを作る、そして9月は(日にちは確認中)カワイ仙台のコンサートサロンでガラーエフ音楽の紹介コンサートをやる予定です。

是非、音楽の世界を一緒に楽しみましょう!

芸術家たちの国際会議

2024年12月、イタリアのローマで行った、外国で活動している芸術家達の国際会議に私も参加させていただきました。会議には本当に素晴らしい方々が集まっていました!映画監督、画家、音楽家、俳優。。素敵な出会いで新しい関係がこれからもっと広がっていくと信じています。

ピアノコンクールの審査

2024年の終わりに、飛び入りイベントに参加させていただきました。国際ヨーロッパピアノコンクールの全国大会に審査員のお仕事でした。私は今までコンクールの審査は外国でも日本でもやったことがありますが、1日で60人を聴いて結論を出すような長い1日は久しぶりでした。これだけこの素晴らしいコンクールに人気があるだな、、と思いました。コンクールの代表者である福島学院大学と昭和音楽大学の講師ミハウ・ソブコヴィアク先生、そして神戸女学院大学講師伊藤順一先生と洗足学園音楽大学の講師財満和音先生と一緒に、四人審査員チームで頑張りました。
演奏の質を数字(点数)で決めること、非常に難しいと、私はいつも審査をする時に思います。演奏する人にはそれぞれ表現力や得意なところなどが違います。でも、やはり説得力のある演奏が心に残ります。今回も、私は説得力のある演奏を評価する審査をしました。残念ながら、参加者の全員に賞がもらえませんが、みなさん本当によく頑張りました!