宝塚の魅力

2015年9月東京芸術劇場、10月兵庫県立芸術文化センターで行った、寺山修司の「人魚姫」プロジェクトが無事に終わりました。おかげさまで、本当に良いパフォーマンスになりました。

ここで私は初めて、「宝塚」という日本の劇のことを知りました。宝塚の美しさや宝塚の魅力、宝塚のレベルの高さ、他の劇にない宝塚の独特な雰囲気などが、宝塚歌劇団男役の悠美末ひろさんの素晴らしい演劇に溢れていました。

悠末さんのおかげで、私は宝塚演劇にとても興味をもち、宝塚が好きになりました。10月の14日~18日兵庫で泊まった時、毎日練習そして本番が終わった後、私は早めにホテルに帰っていました。その一つの理由は、ちょっと風邪をひいたこともあったのですが、実はもう一つの理由がありました。神戸地域のテレビ放送で、毎晩宝塚の演劇や宝塚について色々な番組をやっていました。それをどうしても見たくて、ホテルにちょっと早めに帰っていました。

今回のプロジェクトは、私にとって音楽的にとても良い経験になりました。

そして、カッコよくて有名人の悠末さんのいつも笑顔でシンプルな性格に憧れました。「実をたくさん結ぶりんごの木は頭を下げる」、というアゼルバイジャンの古い言葉を思い出しました。

悠末さん、ご一緒にステージが出来てとても嬉しいです。ありがとうございました!taka

「人魚姫」ミュージカル

2015年9月18日~27日東京芸術劇場で行った、寺山修司の「人魚姫」ミュージカルの最後の日になりました。これは、出演者のみんなでとった写真です。

才能のある若い演出の方、藤田俊太郎。色々なジャンルで音楽を作っている作曲家、笠松泰洋。劇も踊りも歌も上手な素晴らしい女優の方々。そして、舞台の光や音などを作ってくれた、出演者の衣装やメイクを作ってくれた、毎日の長いリハーサルのとき出演者のお弁当やお飲物を用意してくれていた方々も。みんなで手を合わせて作った、素敵なプロジェクトになりました。普段はクラシック音楽をやっている私にとってこのプロジェクトはとても良い経験になりました。みんなさん、ありがとうございました!

10月には、「人魚姫」をまた神戸のお客さんにもひろうしますので、頑張ります!

2015.09.27.人形姫


人間関係について

sna[1]私は最近、人間関係というものをよく考えています。

人間って、人によってそれぞれの性格、受けた教育、考え方が違います。今の社会で(国に関係なく)生きて行くために、またうまく仕事を続けるために人間はどこか強くなったり、仕方なく頭を下げたりしないといけない時があります。でも、「友達」や「知り合い」や「仲間」などの広い意味での「人間関係」の中で、人は自分の目的に向かって進みながら、周りの人たちにどのような影響を与えるのでしょうか?できるだけ傷つけないように進みたいというタイプもいますが、傷つけたことに気が付かないタイプもいますし、傷ついても全然平気なタイプもいます。これは人によって違います。

今まで音楽仲間として何回も協力してあげた人から突然、よそよそしい冷たさを感じた瞬間・・・相手の心や気持ちが私には分かりません。もしかしたら、社会主義で育った私には分からないのかもしれません。このようなことは厳しい資本主義の中に生きて行くための一つのやり方かもしれません・・・もしかしたら、(特にアジアの国で強い)上下関係の影響かもしれません・・・

ちょうど今、色々悩んでいた私のところに突然かかってきた電話のおかげで元気が出ました!来年、東京サントリーホールでの演奏を頼まれました!

どこの国で生まれても、どこの文化の中で育でても、周りにどのような人々がいても、

まずは

1.きちんと勉強をする。

2.やっている仕事は本当に上手に出来るまで頑張る。

3.自分の力を信じる。

追伸

プログラムなどが決まりましたら、来年のサントリーホールで演奏会のご案内をさせていただきます。

 

そばにいる人を大切にする

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15年前、2000年8月2日、私のお父さんが54歳で亡くなりました。脳ガンで。突然。
ガンが現れた日から最後の日まであの三ヶ月の毎日を良く覚えています。・・・・頑張っていたパパの姿。みんなで過ごしていた楽しいひと時。パパの疲れた顔で時々出ていていた小さな微笑み。ママと私達二人兄弟の心の中の痛み。・・・言葉で表現出来ないことです。
・・・・
私の国アゼルバイジャンには、死んだ人を思い出す儀式の中に一つ、ハルワ(Halva)という特別の甘い物を作って、近所の人々に少し配ってそして自分も家族で食べる、という習慣があります。バター、小麦、スパイス、塩、お砂糖で作られたハルワの美しい香りが死んだ人に届く、と言われています。
生きている毎日を大切にしていきましょう。毎日を楽しく、そして自分だけ楽しむではなくてそばにいる人も楽しめる雰囲気の中で過ごしましょう。

伝統楽器のコラボ

今日は、7月8日「アゼルバイジャンと日本の出会い」ライブのリハーサルでした。二つの国の打楽器のバトル、日本とアゼルバイジャンのリズムのコントラスト、カッコいいです!

7月8日、東京のマンダラ、19時半~。お楽しみ!150629_1042

ヨーロッパ競技大会。バクー2015 / Baku 2015 European games

2015年6月12日~15日、私の故郷アゼルバイジャンでは初めて、 European gamesが行います。こちらのビデオは、6月12日はオープニングセレモニーの抜粋です。ごらんください。本当に素晴らしいですね!古い歴史や文化があるアゼルバイジャンという国のシンボル:火、ザクロ、絨毯、そしてもちろん音楽(踊り、伝統楽器、ムガームという独特な歌のジャンル)などは、素晴らしいデザインで皆さんに紹介させていただきました。私は日本にいるのでちょくせつ見られませんでしたが、インターネットで乗せてある映像を見てとても嬉しいです。誇りに思いました。これからも、アゼルバイジャンを世界でもっと知らせていきたいなぁ・・・と思いました。

European gamesのためにヨーロッパの約50国から集まってきたスポーツの方々に成功を!そして観光客のみんなさんに楽しい毎日をどうぞう過ごしてください。

千円

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この間、私に良い経験になったことがありました。朝、仕事へ行く時でした。良いお天気の日は、家から駅まで自転車で行っていますので、あの日も自転車に乗っていきました。駅に着いたとき、「あっ!カバンの中に財布がない!」と気がつきましたが、一回家に戻ると仕事へ30分ぐらい遅れることになる・・・

突然、南林間駅の近くにやっている、ネパール料理屋さんのオーナーで私の友達のことを思い出しました。「りえさんが交通費ぐらい貸してくれれば・・・千円があれば何とかなる・・・帰りにパンも買わないと・・・」と仕事へ急ぎながら考えていました。

親切な友達が千円貸してくれました。その千円のおかげで、私は最近あんまり気がついていないことをもう一度体験しました。

私は小学生にピアノを教えている職場は横浜市にあります。電車で一つの乗り換えで行きます。その一つの乗り換えでは、一駅だけですので本当は歩いて行けるぐらい距離ですが、歩くのは嫌でいつも電車に乗っちゃいます。

でも、千円しか持っていないあの日は、仕事帰り残っている小銭を計算すると、電車を乗り換えて乗るとパンのお金は百五十円足りないことが分かりました。そのため乗り換えのところで電車に乗らないで一駅を歩いて行くことを決めました。健康に良い一日になりました。

そして、一日とても大事にしていたあの千円。そして普段は全然考えていない、小銭の価値。ということも強く感じました。

一円にも価値がある。一円も大事にする。お金を必要なものに使う。浪費しない。・・・当たり前なことを人間はたまになぜか忘れっちゃいますね。皆さんはどうですか?同じ経験したことありますか?

 

 

二台ピアノ音楽

2015年3月にみなとみらいホールで行った二台ピアノコンサートの抜粋をYoutubeにのせましたので、コンサートへ行けなかった友達や音楽が好きな方々、どうぞうお聴きください。

素晴らしい音楽家、素晴らしい人間

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3月11日、みなとみらいホールで二台ピアノのコンサートをやりました。何ヶ月続いていた毎日の練習、二人の合わせ、そして本番も、楽しかったです。素晴らしいピアニストと一緒に演奏は私にとって音楽的もちろん良い経験になりましたが、人間的も感動したことがありましたので、それをお伝えしたいと思います。

コンサートのアイデアが一番最初出てきた時は、「一回お食事しながらまずはコンサートのことをお話ししましょう」、ということで打合せ場所、日にちと時間をピアニストさんと決めました。運悪くその日の朝、私は家族の都合で遅れることになってしまいました。初めてお会いする方にとても失礼なことですが、仕方がないから5~10分ぐらい送れることをメールで送って謝りました。でも、思っていた10分ぐらいではなくて、・・・およそ45分お遅れました!!駅からレストランまで走りながら、「初めて会う方。そしてお年上の方。そして大学の先生。奥様と二人で私を45分レストランで待っている。大変・・・これで終わりだ・・・絶対コンサートにならない・・・自分が悪い・・・」、と緊張の中で考えていた私。レストランに入ると、お二人の優しい姿におどろきました!その日は、コンサートの話もすすみましたし、お食事もみんなで楽しく出来ました。毎回の合わせの時や本番演奏のときの音楽的楽しい雰囲気を感じさせていただいた奈良先生に感謝しています。心の広い方で本当に素晴らしいピアニストと知り合ってよかったと思いますし、音楽相性がいい音楽家と一緒に演奏が出来て幸せだと思います。

2015年

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明けまして、おめでとうございます。年末からバタバタしていて、メッセージ遅れてしまって、申し訳ありませんでした。色々なやらないといけないこと、やっと終わって少しホッとしました。そして、今日は久しぶりに好きなパン屋さんに入ると・・・新しい甘いものが出てきました!かわいい羊の形での甘いパン。今年のシンボルですね。
今年は、みんなさまにとって、幸せと音楽があふれる一年になりますように!