私は今年のお正月を実家で過ごした。アゼルバイジャンには、季節に関係なくいつも果物をたくさん食べています。特に、お祭りなどの時テーブルの上に必ず果物があります。遊びにお客さんが来たとき、お食事後アゼルバイジャンの紅茶と甘いもの、そして色々な果物の美味しさをみんなで楽しむ瞬間があります。
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年末大掃除
もうすぐ2016年ですね。この時期、皆忙しくなります。クリスマスプレゼントを用意する、年賀状を書いて遅れないように出す。お正月料理を準備する。そして家の大掃除もする・・・。
私は今年の年末仕事でちょっと忙しくなってきたため大掃除は遅れています。「今日はスケジュールいっぱいでちょっと無理かもしれないけど、明日必ずやる!」という気持ちで毎朝起きていますが、一日はバタバタの中で結局掃除はまだ出来ていない状態です。私の気持ちを分かってくれる夫が何も文句言っていません。ですが、今夜仕事から家に帰ってきたときでした。たたみの上で、写真でご覧になっている作品がありました。お先に帰宅した夫が私の片付けていない洋服を集めて、和室で面白いものを作りました。この可愛い作品の本当の意味は、「家を早く片づけなさい!」だと思いますが、あんまりにも面白い作品でしたので、「片付けていないものをこれからもっと増やした方がいいかも?・・」と私は考えました。(笑)
皆さん、楽しいクリスマスを!
良いお年を!
アゼルバイジャン文化に興味がある日本の学生
2015年10月23日、私は早稲田大学の学生さんたちと会いました。お話しのテーマは、アゼルバイジャンの伝統音楽でした。お話や少し生音楽(ピアノで)、学生さんからたくさんの質問、そして終わったあと皆で、アゼルバイジャンのワインで乾杯。とても楽しい時間、ありがとうございました!
学生さんたちのこのグループは来週アゼルバイジャンに旅行へ行きます。旅行のプログラムを考えて、作ってくださった早稲田大学の先生である毛利ひろあき先生、そしてアゼルバイジャンで協力してくださるバクー大学の先生と生徒さんに感謝しています。
日本人の若い方々がコーカサス文化(音楽)に興味あること、本当に嬉しいです!頭が良くて素晴らしい学生さんの姿を見ると、元々クラシックピアニストの私は日本で自分の国の伝統音楽を紹介するために伝統音楽をもっと深く勉強しなければならない、そしてアゼルバイジャン人で伝統楽器プレヤーの日本で伝統音楽コンサートも出来るとうに頑張りたい、と思いました。
宝塚の魅力
2015年9月東京芸術劇場、10月兵庫県立芸術文化センターで行った、寺山修司の「人魚姫」プロジェクトが無事に終わりました。おかげさまで、本当に良いパフォーマンスになりました。
ここで私は初めて、「宝塚」という日本の劇のことを知りました。宝塚の美しさや宝塚の魅力、宝塚のレベルの高さ、他の劇にない宝塚の独特な雰囲気などが、宝塚歌劇団男役の悠美末ひろさんの素晴らしい演劇に溢れていました。
悠末さんのおかげで、私は宝塚演劇にとても興味をもち、宝塚が好きになりました。10月の14日~18日兵庫で泊まった時、毎日練習そして本番が終わった後、私は早めにホテルに帰っていました。その一つの理由は、ちょっと風邪をひいたこともあったのですが、実はもう一つの理由がありました。神戸地域のテレビ放送で、毎晩宝塚の演劇や宝塚について色々な番組をやっていました。それをどうしても見たくて、ホテルにちょっと早めに帰っていました。
今回のプロジェクトは、私にとって音楽的にとても良い経験になりました。
そして、カッコよくて有名人の悠末さんのいつも笑顔でシンプルな性格に憧れました。「実をたくさん結ぶりんごの木は頭を下げる」、というアゼルバイジャンの古い言葉を思い出しました。
「人魚姫」ミュージカル
2015年9月18日~27日東京芸術劇場で行った、寺山修司の「人魚姫」ミュージカルの最後の日になりました。これは、出演者のみんなでとった写真です。
才能のある若い演出の方、藤田俊太郎。色々なジャンルで音楽を作っている作曲家、笠松泰洋。劇も踊りも歌も上手な素晴らしい女優の方々。そして、舞台の光や音などを作ってくれた、出演者の衣装やメイクを作ってくれた、毎日の長いリハーサルのとき出演者のお弁当やお飲物を用意してくれていた方々も。みんなで手を合わせて作った、素敵なプロジェクトになりました。普段はクラシック音楽をやっている私にとってこのプロジェクトはとても良い経験になりました。みんなさん、ありがとうございました!
10月には、「人魚姫」をまた神戸のお客さんにもひろうしますので、頑張ります!
人間関係について
人間って、人によってそれぞれの性格、受けた教育、考え方が違います。今の社会で(国に関係なく)生きて行くために、またうまく仕事を続けるために人間はどこか強くなったり、仕方なく頭を下げたりしないといけない時があります。でも、「友達」や「知り合い」や「仲間」などの広い意味での「人間関係」の中で、人は自分の目的に向かって進みながら、周りの人たちにどのような影響を与えるのでしょうか?できるだけ傷つけないように進みたいというタイプもいますが、傷つけたことに気が付かないタイプもいますし、傷ついても全然平気なタイプもいます。これは人によって違います。
今まで音楽仲間として何回も協力してあげた人から突然、よそよそしい冷たさを感じた瞬間・・・相手の心や気持ちが私には分かりません。もしかしたら、社会主義で育った私には分からないのかもしれません。このようなことは厳しい資本主義の中に生きて行くための一つのやり方かもしれません・・・もしかしたら、(特にアジアの国で強い)上下関係の影響かもしれません・・・
ちょうど今、色々悩んでいた私のところに突然かかってきた電話のおかげで元気が出ました!来年、東京サントリーホールでの演奏を頼まれました!
どこの国で生まれても、どこの文化の中で育でても、周りにどのような人々がいても、
まずは
1.きちんと勉強をする。
2.やっている仕事は本当に上手に出来るまで頑張る。
3.自分の力を信じる。
追伸
プログラムなどが決まりましたら、来年のサントリーホールで演奏会のご案内をさせていただきます。
そばにいる人を大切にする
伝統楽器のコラボ
ヨーロッパ競技大会。バクー2015 / Baku 2015 European games
2015年6月12日~15日、私の故郷アゼルバイジャンでは初めて、 European gamesが行います。こちらのビデオは、6月12日はオープニングセレモニーの抜粋です。ごらんください。本当に素晴らしいですね!古い歴史や文化があるアゼルバイジャンという国のシンボル:火、ザクロ、絨毯、そしてもちろん音楽(踊り、伝統楽器、ムガームという独特な歌のジャンル)などは、素晴らしいデザインで皆さんに紹介させていただきました。私は日本にいるのでちょくせつ見られませんでしたが、インターネットで乗せてある映像を見てとても嬉しいです。誇りに思いました。これからも、アゼルバイジャンを世界でもっと知らせていきたいなぁ・・・と思いました。
European gamesのためにヨーロッパの約50国から集まってきたスポーツの方々に成功を!そして観光客のみんなさんに楽しい毎日をどうぞう過ごしてください。
千円
この間、私に良い経験になったことがありました。朝、仕事へ行く時でした。良いお天気の日は、家から駅まで自転車で行っていますので、あの日も自転車に乗っていきました。駅に着いたとき、「あっ!カバンの中に財布がない!」と気がつきましたが、一回家に戻ると仕事へ30分ぐらい遅れることになる・・・
突然、南林間駅の近くにやっている、ネパール料理屋さんのオーナーで私の友達のことを思い出しました。「りえさんが交通費ぐらい貸してくれれば・・・千円があれば何とかなる・・・帰りにパンも買わないと・・・」と仕事へ急ぎながら考えていました。
親切な友達が千円貸してくれました。その千円のおかげで、私は最近あんまり気がついていないことをもう一度体験しました。
私は小学生にピアノを教えている職場は横浜市にあります。電車で一つの乗り換えで行きます。その一つの乗り換えでは、一駅だけですので本当は歩いて行けるぐらい距離ですが、歩くのは嫌でいつも電車に乗っちゃいます。
でも、千円しか持っていないあの日は、仕事帰り残っている小銭を計算すると、電車を乗り換えて乗るとパンのお金は百五十円足りないことが分かりました。そのため乗り換えのところで電車に乗らないで一駅を歩いて行くことを決めました。健康に良い一日になりました。
そして、一日とても大事にしていたあの千円。そして普段は全然考えていない、小銭の価値。ということも強く感じました。
一円にも価値がある。一円も大事にする。お金を必要なものに使う。浪費しない。・・・当たり前なことを人間はたまになぜか忘れっちゃいますね。皆さんはどうですか?同じ経験したことありますか?