雨の日

私はサンマルクカフェが好きです。落ち着く雰囲気です。よく入っています。今日も入りました。ガラスの大きな窓から外の雨を見ながらコーヒーを飲んでいます。そして、色々考えています。実は、先程カフェの入り口の前に五十代の女性がと足を止めたことに窓から気がつきました。とても貧乏な洋服を着ていましたが、きれいでした。彼女は、美味しそうな写真が載っているメニューを見て、ため息をしました。そして、自動販売機で紅茶を買って石の上に座って飲み始めました。
ちょうど、私が座っていた席の前、私の目の前でした。
外へ出て、[一緒にコーヒーを飲みましょう!私も一人ですよ]、と彼女に優しく声をかけたら、彼女はびっくりして [お金がない]、と言っていました。[私はごちそうするから、行きましょう]、と言ったらもっとびっくりして、[知らない人と行かない!]、と言ってすぐに立ち上がって行ってしまいました。

あ~、、、かわいそう、、、驚かせた!、、私下手だな、、、。と思いながら私はカフェに戻りました。

つまらないお話かもしれませんが、私はあの女性の悲しい目がなかなか忘れられません。

4 thoughts on “雨の日

  1. こんにちは。サファロバさん、お久しぶりです。
    私は、胸がいっぱいになりました。
    日本人は知らない人に対してとても 警戒心が強いです。彼女は、今でも時々思い出して、温かい気持ちになっているのではないでしょうか。そんなサファロバさんの感性が好きです。

  2. 裕子さま、お久しぶりです。
    温かいお言葉ありがとうございます。そして、ブログを読んでくれて、嬉しいです!
    私はあの方のために結局何も出来ませんでしたが。
    自分も、困ったとき周りの人に助けてもらったこともたくさんあります。

    • グルナラさん、覚えていてくださって嬉しいです。
      いつかまた、お会いしたいです

  3. Gulnara先生、とっても優しい人ですね。日本人で、そんな風に声をかけてくれる人は滅多にいません。ですので、日本人はそういった親切を受け取ることに慣れていない、と言えると思います。その証拠に日本には何か贈り物を貰ったら「半返し」という文化があり、近所の人になにかお土産など上げようものなら、それこそ «gift war»(笑)になってしまうのです。そんな光景を子供の時から何度も見ました(笑)

Comments are closed.